インターネットは活用するのが当たり前の時代です。

そんな時代にホームページを持っていない会社は大きな損をしていると思います。
また、持っていても活用できていないとこれも同じく多大な損だと思います。

ホームページの制作依頼や運営を受けたときにいつも考えることがあります。
効果のあるホームページ運営のヒントになる内容をまとめてみました。

知らないものは買えません

とある商店のホームページでのお話です。
依頼を受けてオススメの商品を何点か掲載しました。
2~3日してから商店のご主人から電話で苦情がはいりました。
まったく商品の注文や問い合わせが来ないのだと。
わざわざホームページを作っても効き目が無いのはどうしてだと。

ホームページを情報更新しただけで顧客が認知してくれるホームページというのは、
よほどの有名なWEBサイトです。
毎朝、新しい新聞が配達されるのと同じ方法をホームページ運営に組み込まない限り、
お客様に最新情報を届けるということはできません。

先の話のご主人は、ホームページに掲載するだけで
誰もが最新情報を見ていてくれるはずだ、と思い込んでいます。

それは大きな誤解です。
お客様は毎日ホームページの最新情報を見に行くなんてことは
ほとんどありません。

お客様は知らないのですから注文も問い合わせはできません。
当然ですね。

顧客が何かしらの情報を探す一番手軽な方法はインターネットでの検索です。
スマートフォンでも簡単に検索できるため、
今やインターネットで情報収集するのが当たり前の時代になりました。

ところが、ホームページに掲載した情報は簡単には検索には出てきません。
検索に出てくるには、検索に拾ってもらえるようにホームページが制作されていなければいけません。
適当に制作して「読めばわかるからいいでしょう!」なんて具合では検索結果には出てきません。
どんなに素晴らしい商品やサービスであっても知らない事には買えないということです。

買い物の前にインターネットで商品を検索する顧客が増えています。
気になる商品が見つかれば、同じような商品を何種類か探して検討します。
次にホームページで販売している店舗や会社を確認して購入の検討を始めます。(※ZMOT)

顧客はお店を訪問する前にホームページでどのようなお店か確認します。
地図かアクセス方法が記載されていれば訪問しやすくなります。

まずはホームページを検索で見つけてもらうこと、商品やサービスが検索結果に出ることが重要です。
知ってもらわなくては買ってもらえません。

ZMOT(Zero Moment of Truth 真実の瞬間)

※Googleが提唱しているWebマーケティング理論です。
「顧客は店舗に来てから買うものを決めるのではなく、
来店前にインターネットで情報収集してすでに買うものを決めている」

ホームページは会社の顔です

企業のホームページは、インターネット上での名刺であり顔であると考えることができます。
初めての顧客が商品を買おうとしたときにその会社のホームページを見ることはよくあります。
ビジネスで新規取引をしようと考えている場合は、その会社のホームページで会社概要を確認します。

ホームページを見て、その企業の商品やサービスを知ることは顧客にとって重要です。
商品を買おうと考えている顧客は事前に情報を知ることで、購入への敷居が下がるからです。
ホームページに掲載された店舗の地図を見て、ここなら行ってみようと思うこともあるでしょう。

ホームページがない企業ですと当然検索結果には出てきません。
見つけることができても、タウンページなどの電話帳サイトばかりで、
分かることは所在地と電話番号だけで会社概要はわからない。

これでは顧客はその会社がどのような会社かわからず、
問い合わせをしようと思っても躊躇してしまうかもしれません。

じつは何を売っている会社なのか知られていないかも

街を歩いていると〇〇株式会社や●●商店などの看板がある大きなビルを見ることがあります。
テレビやラジオ、新聞などで宣伝でもしていればどのような会社かわかりますが、
どのような仕事をしている会社なんだろうと思ったことはないでしょうか。

営業担当は自社の取扱商品や営業内容を知っています。
当然ですね。
では顧客はどうでしょうか。
良くは知らないのが普通です。
営業担当から話を聞いて、
「なんだよ、欲しかった商品はここでも販売していたのか。しかも思っていたより安いかも。」
となるかもしれません。

営業担当は、商品のアピールにテレビやラジオ、チラシ、
ダイレクトメール、新聞等の広告媒体を活用します。
しかし、この媒体の効果は一時的なもので、
効果を上げるためには時間や情報量を大きくしなくはならずコストが増大します。

しかし、ホームページを持つことで状況を変えることができます。
旧来の広告媒体のアピールを減らしコストを抑えることができます。
また、情報量は自社で自在にコントロールができ、新商品情報や新企画も随時追加が可能です。
24時間働く広告塔とも言えます。

ホームページに仕事をさせよう

ホームページは、テレビやラジオでのアピールと違い、24時間365日公開の宣伝と考えることができます。
商品やサービスを詳しく説明することにより、幅広いエリアで集客の可能性が広がります。

しかしホームページは宣伝ツールとしてだけでなく、営業ツールとしても活用できます。
遠方の顧客にはパンフレットを届けなくてもPCやタブレット、スマホでも営業内容を伝えることができます。
営業担当の時間や経費の節約にもなり大変有効です。

また、印刷広告媒体とホームページを連携させることにより効果的なアピールができます。
チラシやカタログ等にホームページのアドレスやQRコードを印刷することはとても有効です。
印刷物には大まかな情報を、ホームページには最新の情報を掲載することで、
情報を広く深く伝えることも可能になります。

また、ホームページの宣伝の反応・効果をGoogleなどのツールで測定し、
ビジネスの効果測定に活用できます。

顧客は面倒を嫌います

問い合わせをしたいが、ホームページが見つからないので問い合わせができない。
別の同じような会社のホームページを見つけたのでそこに問い合わせをしてしまった、
という経験はありませんか

ホームページがあれば電話だけでなくメールフォームで問い合わせができるようになります。
メールフォームの特徴は、24時間受付可能で、出先でもスマホがあればで問い合わせができ、
顧客のアクセスのハードルを下げる効果があります。

さらに、メールフォームに「よくある問い合わせ」を併設しておくことは重要です。
質問したかった内容が「よくある問い合わせ」にあれば手間が省けるからです。
運営側も返信の手間が省け一石二鳥です。

仕事探しはインターネットが当たり前の時代になりました

ホームページがないと求職者に会社を知ってもらえません。
求人サイトやホームページの求人欄を確認するのは就職活動として当然の作業です。

特に若い世代はスマホで情報を収集する世代です。
ホームページはあって当然と思っています。
ホームページもない会社なんてと応募する前に不安になるかもしれません。